Camerhizome

写真と文章

写真における構図の重要性とは

写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンドキュメンタリー映画、『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』(2003年)を見た。そのなかで彼は写真における構図の重要性を力説していたが、そもそも構図は写真の良さとどう関係するのだろうか(それを直感的にわかるのがいわゆるセンスというものなのだろうが、ここはひとまず懐疑的になってみたい)。

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構図に重きを置くことは、きわめて絵画的な感性だと思われる。形式の美学は、絵画芸術の伝統が培ってきたものだろうからだ。したがって、写真に固有の良さにおいて構図がすべてだと言われても、すぐには納得がいかないのが正直なところなのだが、どうだろうか(ブレッソンが晩年、写真を一切やめてデッサンに打ち込んだことからも、彼が写真と絵画をある程度パラレルに捉えていたことがうかがえる。しかし、映画のなかでその転換の理由はあまり明らかにされていなかった)。

ともあれ、写真において構図が重要な位置を占めていることは確かではあるのだが。