Camerhizome

写真と文章

GINZA × ACROS

大好きなACROSのモノクロフィルムとともに、銀座の歩行者天国を歩いてきた。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

露出は、アンリ・カルティエ=ブレッソンが、感度100のフィルムにおいて晴れの時はシャッタースピード1/250のf8、曇りは1/125のf5.6の2セットしか使わなかった、というような話をどこかで聞いたので、それを基準にその都度調整してみた。明解で良い。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

その日、大きい一眼レフカメラを右手に高く上げながら颯爽と歩く、若いクール系のカメラマンがいた。彼はとても堂々としているように見えた。不思議と威圧感はない。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

僕は彼から写真を撮る時の姿勢を学び取りたいと感じた。それは何も、覚悟だとか、精神論的なことではなくて、「写真を撮っている」ということをごく自然に街全体に認識されるということだ。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

僕は今までシャッターを切らない時は腰の位置にカメラをおさめていた。そして少々、いつもと同じように姿勢も悪かった。それをまず改めてみようと思った。カメラを適度に高い位置にかかげ、背筋をピンと伸ばしてみた。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

そうすることで、以前より自分が堂々とすることができた。思いかえしてみると、自分が、シンプルに、堂々とできたという体験は数少ない。僕は何事においても萎縮していたのだ。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

銀座を歩くひとびとはみなお洒落で洗練されている。僕にはとても買えないような素敵な服を着ていたり。僕はそういうひとたちに単に憧れを抱く。僕にはないものだから。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

NEOPAN 100 ACROSの描写はほんとうに美しい。大好きだ。とくに、絞りを開けると写真がやわらかくなる。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS

このときのフィルムには、最初の方に祖父の写真が入っていた。老人ホームで撮ったポートレートだ。祖父が撮影の元気をくれたのかもしれない。とにかく夢中でシャッターを切った。

 

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Olympus OM-1, F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8, Fuji NEOPAN 100 ACROS